能登の伝統文化を未来へつなぐ復興支援 〜能登の祭りPR・魅力再発見・広報〜
能登ソレイユプロジェクト
ソレイユプロジェクトAチームでは、能登地方の伝統行事「キリコ祭り」のPRを主軸に、震災後の地域に活気を取り戻すことへの広報活動を行っています。震災の影響で規模を縮小しながらも続く祭りを、「今、私たち若者にできることは何か?」と自ら問い、実際に現地の祭りに参加しました。
若い世代にも伝統文化の価値を伝えるため、「どうすれば目を惹きつけられるか」「どうすれば足を運んでもらえるか」といった視点で、引き続き広報を続けていきます。
活動の歩みと展開
▶ 6月上旬:学生10名で結成
能登地方の文化や風土に関心を持つ学生たちが集まり、震災後の能登に元気を取り戻したい、という想いからチームを結成。大学側の介入は一切なく、学生たちがゼロから企画・立案したプロジェクトチームです。

▶ 7月上旬:「大町・川島祭り」への参入を決定
チームでは、9月13日(土)に石川県鳳珠郡穴水町で開催される「大町・川島祭り」への参画を決定。PR活動に加え、神輿の担ぎ手としての現地サポートも行うことで、地域に直接貢献する方針を固めました。
▶ 7月中旬:地域との直接交渉
学生が自ら、穴水大宮神社の宮司へ電話で連絡を取り、申し出。「ぜひ来てほしい」との快諾をいただき、祭り当日の参加と事前準備が本格的に動き出しました。

▶ 8月末:現地訪問と壁画ペイント
祭りに向けた準備の一環として、穴水町を訪問。キリコの一部として使用される壁面に、学生たちだけで壁画を描きました。「つなごう!能登の笑顔」とメッセージを添えたこの壁画には、地域へのエールと復興への願いが込められています。


祭り当日(9月13日)
「大町・川島祭り」当日は、学生たちで神社での礼拝から参加。神輿の出杜(出発)では担ぎ手として加わり、町中を練り歩く中で地域住民の方々と交流を深めました。また、祭りの序盤では、地元のカラオケ大会にも積極的に参加。若者ならではのエネルギーで会場を盛り上げつつ、PR活動としての役割も果たしました。


地元の方々からは「若い人が来てくれてうれしい」「また来てほしい」と温かい言葉を多数いただき、学生たちにとっても地域と心を通わせる貴重な経験となりました。
まとめ
能登の魅力は、世代を超えて多くの人々が一緒に祭りに参加し、地域全体で伝統を受け継いでいることだと感じました。震災の影響が残っている中でも、子どもから高齢の方までが明るく元気に祭りを楽しむ姿はとても印象的で、地域の活気と強さを実感しました。また、地元の方々から伝わってくる強い地元愛も大きな魅力でした。人々の結束と前向きなエネルギーこそが能登の一番の魅力だと思いました。
今回の活動を通して学んだのは「行動することでしか得られない学びがある」ということです。事前に情報を集めるだけでは分からない現地の空気感や人々の温かさを直接関わることで実感でき、まず一歩を踏み出すことの大切さを学びました。今後の学生生活では、学内の活動やゼミ調査においても「まずやってみる」姿勢を大切にし、チームでの取り組みに積極的に貢献していきたいです。そして、地域に関わる機会を増やし、自分なりに社会に役立てる道を探していく決意です。
経済学科3年次 C・N 石川県立羽咋高等学校出身
金沢星稜大学ソレイユプロジェクト
公式Instagram https://www.instagram.com/soleil_seiryo/

名称 :大町・川島祭り
開催日:2025年9月13日(土)
会場 :穴水町大町・川島本町通り
URL:大町・川島祭り-日本遺産「灯り舞う半島 能登〜熱狂のキリコ祭り〜」能登のキリコ祭り
https://notokiriko.ishikawa.jp/kiriko/jp/kiriko/oomachi.php
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穴水町大町・川島本町通り