ひがし茶屋街のレトロな街並みを巡る 〜金沢昭和迷宮館・大正浪漫喫茶 金魚庵〜
地域学生メディアつづみ
こんにちは、金沢大学の学生が集うフリーペーパー制作サークル「地域学生メディアつづみ」です。チームishimoとして活動しています。今回私たちは、金沢市のひがし茶屋街付近の大正・昭和レトロを感じられる魅力的な2つのお店を取材させていただきました。
金沢昭和迷宮館

金沢昭和迷宮館は、館長の辰己正之さんが長年集め続けた昭和レトロの宝庫です。2024年3月に金沢市新竪町から森山(現在地)に移転しました。新店舗はなんと、築125年の古民家を辰己さんが自ら大改造したものだそうです。店内にはソフビ人形やレトロ雑貨などが所狭しと並べられており、見ているだけで異世界にいるようなワクワクした気分になりました。

館長の辰己さんにインタビューをさせていただきました!
―――Q1.お店を始めたきっかけはなんですか?
もともとリサイクルショップを経営していました。そこでお客さんが持ってくるソフビ人形に懐かしさを感じ、昭和レトロに目覚めました。
―――Q2.お店のこだわりはなんですか?
1万点以上あるコレクションですが、いろんな種類のものを集めるようにしています。様々な方に楽しんでいただけるように。1960年代に作られた「ビザールギター」という国産のギターなどの楽器も展示していて、ここにしかないものもあるので、ぜひ見ていただきたいです。
―――Q3.どのような方が訪れますか?
県内の方でふらっと立ち寄られる方もいれば、県外からわざわざ足を運んできてくださる方もいます。県外の方は購入目的で来る方が多いですね。


店名 :金沢昭和迷宮館
営業時間 :13時から17時30分まで・不定休
住所 :石川県金沢市森山1-15-12
Instagram:https://www.instagram.com/labyrinthhoihoii/
大正浪漫喫茶 金魚庵

ひがし茶屋街のそばに静かに佇む金澤町家にお店を構える「大正浪漫喫茶 金魚庵」さん。店名の「金魚」は、金沢ゆかりの作家、室生犀星の小説「蜜のあわれ」に登場する金魚が元になっています。店内に足を踏み入れると、まるで大正時代にタイムスリップしたかのようです。「大正111年(=西暦2022年)創業」とうたっています。


給仕してくださった女給さんにインタビューをさせていただきました。
―――Q1.「大正111年創業」を掲げているように、大正時代の時間が流れているような店内です。建物や内装などは当時のままなのですか?
建物は当時のままです。赤絨毯や蓄音機、冷蔵庫やステンドグラスも当時そのままのものを置いています。洋と和を融合させた大正時代の雰囲気を再現しています。
―――Q2.元々はなんの用途で使われていた建物だったのですか?
旧花街時代では、お座敷として使われていたと思われます。
―――Q3.お店の料理や内装などでこだわりポイントはどこですか?
洋と和が融合し始めた大正時代に流行った、カツレツやプディングなどをメニューに取り入れているところです。ハットケーキ(ホットケーキのこと)など当時のままの呼び名であるところもポイントです。
【メニュー紹介】

●ハントンライス
ふわふわの卵がサクサクの白身魚フライを包み込み、一口ごとに食感と風味のハーモニーが広がります。たっぷりかかったタルタルソースとの相性も抜群です。

●金魚庵ソーダ
金魚鉢のような爽やかな見た目が特徴です。微炭酸のソーダが夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。中にはほんのり甘いゼリーがたっぷり!
●金魚庵ブレンド
タンザニアとエチオピアのブレンドコーヒーです。酸味強めの味わいはコーヒー好きにはたまりません。繊細な模様が美しい有田焼のカップにも注目です。
店名 : 大正浪漫喫茶 金魚庵
営業時間:11時から17時まで(L.O. 16時半)・定休日:偶数週水曜日
住所 :石川県金沢市東山1-10-4
URL :https://kingyoan.jp/
まとめ
今回の取材を通し、今まで知らなかったひがし茶屋街の新たな一面、石川の魅力に触れることができました。興味を持った方はぜひ足を運んでみてください。金沢昭和迷宮館さん、金魚庵さん、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!
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