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金沢城・兼六園大茶会へ参加

10月13日(月・祝)に金沢の歴史と文化を体験できる「金沢城・兼六園大茶会」に参加してきました。皆さん、大茶会という場で歴史に触れると聞くと、堅苦しいイメージがあるのではないでしょうか。
今回の茶会ではそのイメージがガラッと変わりました。
また、私たち学生が知らない新たな知見を得ることができました。
今回は皆さんにも茶会の良さを知っていただけたらと思います。

歴史ある空間で味わう特別なひととき

「茶会」と聞くと、「なんだか堅苦しそう…」「作法が難しくて厳しそう…」といったイメージを持っている方も多いと思います。私たちも参加する前は少し緊張していたのですが、今回の「金沢城・兼六園大茶会」は、そんな「堅苦しい?」というイメージを覆す、終始和やかな雰囲気が印象的でした。

席主を務められた大島宗翠さん(茶道裏千家名誉師範)との会話には笑みのこぼれる要素がたくさん含まれており、参加している皆さんからも笑顔があふれていました。笑い話を織り交ぜながら、歴史のある美しい空間でいただくお茶とお菓子は、まさに格別。柔らかく、作法を気にしすぎることもないので日々の忙しさを忘れ、心からリラックスできる、本当に素敵なひとときを過ごすことができました。

また、参加した皆様がお茶を飲むときに使用された茶道具を近くで見ることができました。
作者の愛着や作品の自由度を感じられる作品ばかりで、茶会は作品も楽しめる空間であると知ることができました。

大島宗翠さんへインタビュー

当日は、お忙しい中、石川県茶道協会代表幹事でもある大島さんにお時間をいただき、お話を伺うことができました。

特に最近は学生があまり茶会に参加しているイメージがなかったので、学生の視点から様々な質問をさせていただきました。

大島さんは学生が茶会に参加することによって「常識」を知ることができるとお話しされていました。常識というのは普段の勉強から学べるものではありません。「お茶は能率、そしてもてなしが詰まっているため、それらを活かすことのできる大切なものである」と大島さんはお話しされていました。
そして、茶会の魅力を広げていくためにはどうすれば良いのかも教えていただきました。大島さんは「茶会はいろんな茶会があることが魅力である。また普段参加する機会がないため、若い人たちには新たな勉強と学びを得てほしい」とお話しされていました。

大島さんのお話から、茶道が単に作法を学ぶだけではなく、効率的な所作、人としての礼儀、相手を思いやる心など、私たちの日常生活や人との関わりにも深く通じるものであることを改めて感じられる時間になりました。

まとめ

今回の「金沢城・兼六園大茶会」への参加は、金沢の豊かな歴史と文化に直接触れることができる、非常に貴重な体験となりました。
大島さんのお話にもあったように、普段なかなか参加する機会のない茶会だからこそ、数多くの新たな学びを得ることができました。

北陸ビジョナリーでは、これからも石川県の素敵な文化やイベントの魅力を発信していきますので、ぜひお楽しみに!

【基本情報】 

名称  :旧中村邸 
住所  :石川県金沢市本多町3丁目2-29 
電話番号: 076-221-0751
営業時間: 9:00-16:00
定休日 : 月曜、年末年始
サイト :旧中村邸 

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旧中村邸