【イベントレポート】日本の金箔生産量の99%!金箔文化の奥深さを知る箔一金箔貼り体験
Re-coma
12月20日(土)、金沢市の箔一本店「箔巧館」で金箔貼り体験と座談会に参加しました。 金沢の伝統工芸を体験し、さらに職人さんの技を目の前で見せていただくことで、金箔文化の奥深さを知る貴重な機会となりました。
金箔貼り体験
体験では、箸に金箔を貼る作業を行いました。金箔貼りといっても貼り方はさまざまで、参加者それぞれの個性が光る瞬間でした。金箔は 鼻息だけで吹き飛ぶほど薄いため、扱うだけで緊張感があります。実際に金箔を手にした参加者からは驚きの声が上がり、「こんなに薄いものをどうやって貼るの…?」という戸惑いと興奮が入り混じった表情が印象的でした。職人さんが実演してくださった金箔貼りは、まるで空気を操るような静かな動き。金箔が箸に吸い付くようにおさまる瞬間は思わず息を飲むほどでした。

金箔の歴史と文化
金沢は日本の金箔生産量のおよそ99%を占めています。その背景には、金沢の「水のきれいさ」と「湿度の高さ」があります。金箔は乾燥に弱いため、金沢の気候は金箔づくりに最適で、まさに“金箔の街”と呼ばれる理由がここにあります。 見学では、煌びやかな金箔のプロジェクションマッピングを鑑賞し、金箔の歴史や製造工程についても詳しく教えていただきました。金箔を四角く裁断する「はくうつし」という工程では無駄が出ず、「金箔は捨てるところがない」 という言葉がとても印象的でした。また、金箔は前田利家公の時代から武具や建築にも使用され、合戦にも関わっていたことも知りました。金箔の輝きは、単なる装飾ではなく、歴史と文化の象徴でもあります。

■ 金沢はなぜ金箔の街なのか
金沢は金箔づくりに必要な条件が揃った土地であり、その環境で修業した職人さんが全国へ広がっていきました。現在流通している金箔のほぼ100%が金沢産であり、昨年には滋賀県の金箔生産が廃止され、金沢は日本の金箔文化を支える中心地となっています。
金箔は「はくうちがみ」と呼ばれる特別な紙に挟んで叩き伸ばして作られます。この紙は数ヶ月かけて作られ、【 叩く】 → 【冷ます】 → 【 叩く】 という工程を繰り返すことで、1000分の1ミリほどの薄さにまで伸ばされます。叩く際にはジェット機のような音が響き、金箔の厚みを判断するのは職人さんの 経験と勘のみ。まさに熟練の世界であり、伝統工芸の奥深さを感じる瞬間でした。
座談会
座談会では、箔一さんの社員の方から企業理念や事業内容についてお話を伺い、その後に質疑応答の時間も設けられていました。これらの内容は、これからの進路選びに非常に参考になるものでした。伝統工芸は職人だけの世界だと思っていましたが、実際には企画や販売など多様な部門が支えていることを知りました。調べれば分かる情報ではあるものの、現場で働く方々の生の声を聞くことで、伝統産業の成り立ちをより立体的に理解できました。

| 名称 | 箔一 本店 箔巧館 |
| 住所 | 〒921-8061 石川県金沢市森戸2丁目1-1 |
| 営業時間 | 〈ショップ〉9:00~18:00(12月1日〜2月末は17:00まで) |
| 〈カフェ〉 9:00~17:00 | |
| 〈体験処〉 9:00~17:00(受付終了時間:16:00) |
アクセス・地図
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箔一 本店 箔巧館